プラシボーの池の水が尽きかかり、今や滅亡の危機にあるラベンダー惑星。
ハービー は湧水の井戸の守護婆 ギイギ に、富士山の湧水をラベンダー惑星へ届けたいと願い出る。
ギイギ が語った 「 見えない巨人の踊り 」 に、一瞬たじろいだハービーだったが、、、
ギイギ : やがて踊り疲れた巨人は、山に姿を変え、また眠り始める。
いつ、目覚めるとも知れぬ、深い深い眠りじゃ。
ハービー : み、み、見えない巨人 、、、
ギイギ : おじけづいたかな ?
ハービー : で、でも、見えない巨人なんか恐くないよ、ギイギ。見えないものを恐れるんだったら、僕の心の中の、見えない 「何か」 を信じるよ。
ギイギ : 見えない 「何か」 か 、、、
ハービー : うん、そうさ、ラベンダー惑星から富士山の湧き水が欲しいと言われたとき、胸のあたりで感じた、その 「何か」 だよ。
ハービー : うん、そうさ、ラベンダー惑星から富士山の湧き水が欲しいと言われたとき、胸のあたりで感じた、その 「何か」 だよ。
でもまだ、うまく言えない。
ギイギ : フン、見えない、言えない、か。まあ、よいわ。
ラベンダー惑星へ行っておいで、プラシボーの池に注ぎ足せる水は、この宇宙でもただ一つ、富士山の湧き水だけじゃからな。
ラベンダー惑星へ行っておいで、プラシボーの池に注ぎ足せる水は、この宇宙でもただ一つ、富士山の湧き水だけじゃからな。
ハービー : ありがとう、ギイギ。
ギイギ : じゃが、なにがあっても河口湖に戻っておいで、ハービー。
お前がいないと、ハーブの仲間たちが寂しがるからな。
お前がいないと、ハーブの仲間たちが寂しがるからな。
ハービー : うん、約束するよ。
声の出演
ハービー : 里吉久美 ☆ 守護婆 ギイギ : 飯島晶子
☆ 吉野泰弘さんの写真から、ハービーの心象を想わせるような作品を選ばせていただきました。