“きずな” を育む 「家飲み」

  • 参加者は5名ほどがいいでしょう。
  • 持ち寄るものは、なんと言われようと大好きなもの、おいしいと思うものです。
  • 注意☆全員が一斉に食べ始めてはいけません。
  • 参加者一人、一人の最初の 「ひとくち」 を、他の参加者全員が見守ります。
  • 食べ物がゆっくりと口の中で噛み砕かれる様子を見守りながら、
  • ◎ 「うわ!おいしいんだね」、「ああ、うらやましい」、などと声をかけましょう。
    • この時、食べる人と見守る人とのアイコンタクトがとても大切です。
    ◎ 全員が最初の 「ひとくち」 を終えたら、ここでお酒の出番です。みんなが幸福感に包まれたことに乾杯!!
    • それぞれが持ち寄ったものは、全員が「おいしいもの」という前提で食べ合いましょう。
    • ちょっと苦手かなと思っても、否定的な意見はいけません。「おいしい」と思う人の心になりましょう。
    さあ、お酒の力も借りて

    • からだが溶けてしまうくらいに笑いましょう
    • ほほが赤らむくらいに自分を出しましょう
    • こわがらずに甘えてください
    CAPTAIN  CARP 流  “きずな” の育み方でした。

    そういうチョコレートのようなものに

    砂浜の椰子の木の陰の 小さなキャビンに住み
     
    東に病気の子どもあれば 行って  その舌に滋味に富むひとかけをのせ
     
    西に疲れた母あれば 行って  その稲の束にそっと一枚の板チョコをしのばせる
     
    南に死にそうな人あれば 行って  カカオのアロマで夢幻へと誘い
     
    北に喧嘩や訴訟があれば 甘い物でもおひとついかがと言う

    日照りの時はドロドロと溶け 寒さの夏はちょうど良い食べごろで

    みんなにどうしていつも笑っているのと聞かれ 
     
    甘くもあり  苦くもある

    そういうチョコレートのようなものに 

    わたしはなりたい
    

    キャンディがなくなるまでは・・・



    よかったら

    そこに腰かけて

    話しませんか

    棒付きキャンディがなくなるまで

    え!

    噛み砕いて飲み込んだ!



    ・・・深煎りのコーヒーをいれようか?

    お砂糖のかわりに

    もうひとつ、棒付きキャンディをどうぞ


    そのことばで


    かわいそうな人 と あなたはいう

    そのことばで

    わたしは 叱られた子犬のように あなたの ひざに 目を落とす

    かわいそうな人 と あなたはいう

    そのことばで

    わたしは 雪の庭の枝のように あなたの むねに しなだれる

    わたしの中の わたしが 

    ちいさくなっていくのが わかる



    わたしの中のあなたが    ひろがっていく


    ギイギが語る 「 見えない巨人の踊り 」

    自作のオーディオ・ドラマ「ハービーとキャプテンカープⅣ」から。


    プラシボーの池の水が尽きかかり、今や滅亡の危機にあるラベンダー惑星。
    ハービー は湧水の井戸の守護婆 ギイギ に、富士山の湧水をラベンダー惑星へ届けたいと願い出る。
    懇願する ハービー の目を見つめながら ギイギ は語り出した。

    プラシボーの池に水が尽きた時、あたりは闇に包まれる。
    どこか遠くの方から、太鼓を叩くような音が聞こえてくる。
    まず、小さな生き物たちが行く当てもなく走り出す。
    大きな生き物は天を仰いで叫びだす。

    太鼓の音がだんだんと近づいてくる、
    炎の神に仕える兵士たちの進軍が始まったのじゃ。
    大地は山も平原もわからぬほどに波打ち、
    やがて波打つ大地を切り裂いて、
    見えない巨人が現れる。

    炎の神の兵士たちとともに、巨人は踊りだす。
    その踊りは「喜び」なのか、「怒り」なのか、
    沈黙していた者の叫びの踊りじゃ、
    だれにも止めることはできん。

    巨人の足で踏まれた大地は燃え上がり、
    溶けて川のように流れ出す。
    何年も、何十年も、いや、百年、千年かもしれん、
    見えない巨人の踊りは続くのじゃ。

    声の出演 : 飯島晶子

    ☆ 恥ずかしいほどに大袈裟な私の音響演出も、飯島さんの好演のおかげでスリリングなドラマに仕上がりました。
    一部、効果音のレベルが高すぎて音声をつぶしているところがあります。
    私のディレクションミスです、ごめんなさい。

    あの日 あの雲は


    あの日 あの雲は
    何に姿を変えて
    どこに降りたのだろう

    もしかしたら もしかしたら

    あの日 あの雲は 
    私の心の中に降りたのかも しれない

    見えない何かになって

    校庭を走って行くとき
    脊中で筆箱がガシャガシャとうるさいから
    ランドセルを鉄棒にひっかけた

    先生やクラスのみんなが
    僕の名前を呼んでいるのは聞こえたけど

    ふり向かないで走った

    涙が出てころびそうになったけど
    雲から目をそらさないで走った

    近くで見たかった

    あの雲が 

    何に姿を変えるのか どこに降りるのか




    湖まで来た

    あの雲が映っているのを見て 顔を洗った 

    濡れた顔のまま空を見上げたら

    雲は消えていた


    空も湖も同じ  青  だった



    写真撮影:吉野泰弘

    見えない何かを信じる

    自作のオーディオ・ドラマ 「ハービーとキャプテンカープⅣ」 から。

    プラシボーの池の水が尽きかかり、今や滅亡の危機にあるラベンダー惑星。
    ハービー は湧水の井戸の守護婆 ギイギ に、富士山の湧水をラベンダー惑星へ届けたいと願い出る。
    ギイギ が語った 「 見えない巨人の踊り 」 に、一瞬たじろいだハービーだったが、、、
     

    ギイギ : やがて踊り疲れた巨人は、山に姿を変え、また眠り始める。
    いつ、目覚めるとも知れぬ、深い深い眠りじゃ。
    ハービー : み、み、見えない巨人 、、、
    ギイギ : おじけづいたかな ?
    ハービー : で、でも、見えない巨人なんか恐くないよ、ギイギ。見えないものを恐れるんだったら、僕の心の中の、見えない 「何か」 を信じるよ。
    ギイギ : 見えない 「何か」  か 、、、
    ハービー : うん、そうさ、ラベンダー惑星から富士山の湧き水が欲しいと言われたとき、胸のあたりで感じた、その 「何か」 だよ。
    でもまだ、うまく言えない。
    ギイギ : フン、見えない、言えない、か。まあ、よいわ。
    ラベンダー惑星へ行っておいで、プラシボーの池に注ぎ足せる水は、この宇宙でもただ一つ、富士山の湧き水だけじゃからな。
    ハービー : ありがとう、ギイギ。
    ギイギ : じゃが、なにがあっても河口湖に戻っておいで、ハービー。
    お前がいないと、ハーブの仲間たちが寂しがるからな。
    ハービー : うん、約束するよ。

           声の出演 
    ハービー : 里吉久美 ☆ 守護婆 ギイギ : 飯島晶子

    吉野泰弘さんの写真から、ハービーの心象を想わせるような作品を選ばせていただきました。

    きずな ネコ


    ねえ もっと あそぼうよ

    だめ いまは おひるねのじかん


    あなたの つよさ


    くじけない くじけない と かたくなになって

    やわらかくて しなやかな 

    あなたの つよさ を みうしなわないで




              いつも ここに いるよ



    写真撮影:吉野泰弘

    プラシボーの池が二つに割れる

    自作のオーディオ・ドラマ「ハービーとキャプテンカープⅣ」から。

    富士山の湧水の力で復活したラベンダー惑星、そして満面と水を蓄えたプラシボーの池。
    しかし、すでにラベンダー惑星の住人達は、見えない巨人が眠りから覚めるのを恐れて惑星を去り、宇宙をさまよう流浪の民となっていた。

    ハービーとキャプテンカープが命をかけて護ったラベンダー惑星だったが、美しいプラシボーの池に、二人以外の人影が映ることはなかった。

    宇宙船カモミール号は壊れ、二人が河口湖へ戻るすべはない。ふと、カープはかつてエステル王女から聞いた、プラシボーの池が持つ “ワープの力” の話しを思い出す。

    プラシボーの池の “ワープの力” を使って空間を移動する。それは行ってみたい場所の素晴らしさを、池に向かって語ることだった。

    富士山と河口湖の美しさ、故郷の人々のラベンダーに託した思いを語るハービー。やがて、プラシボーの池は二つに割れ、そこにハーブフェスティバルでにぎわう八木崎公園が現れる・・・はずだったのだが。



    メディアプレイヤーの視覚エフェクトを少し加工しました。
    キャプテンカープが鯉に姿を変えた瞬間!
    その映像がご覧いただけます(笑)。

    だって うれしかったんだもん

    おかあさん 

    ぼく きょう なんかい笑ったか しってる?

    きょうは いっぱい笑ったよ

    かぞえてみたらね はちかいだったよ はちかい

    そのうち おなかが いたいくらいのが にかいでね

    おおきなこえで 笑ったのが ごかい 

    そしてね さっき

    おかあさんをみて 

    すこし笑った   だって うれしかったんだもん


    

    吉野泰弘さんとのミニ・コラボ

    吉野泰弘さんの写真に、私の自作のオーディオ・ドラマ「ハービーとキャプテンカープ」を合わせられないかと、楽しい夜更かしが毎夜つづいています。

    1分少々ほどの試作品をアップしましたのでご覧になってください。


    「ああ、そうだとも。私の故郷だよ」 ・・・ の声が私です。

    一人二役

    こわかった父親が  逝って

    しかってくれる人が  いなくなった

    優しかった母親が  逝って

    やさしさを教えてくれる人が  いなくなった

    これからは  一人二役

    自分を叱って  自分に優しく
    
    撮影者:吉野泰弘
    

    やさしく穏やかな心持ちで過ごすために

    今日の実り
               葉祥明

    夕暮れとともに
    一日が過ぎて行く

    私は
    仄暗い部屋の窓辺で
    静かに今日を振り返る
    良いデッサンは出来たか
    モチーフの追及はどうだ
    そして、
    心に何か感じたか
    詩の言葉は生まれたか

    こんな風にして
    今日の日の実りを
    私は刈り入れる
    敬虔な農夫のように



    この 「今日の実り」 と 「夕暮れの時は良い時(堀口大学)」 が傍らにあると、切なく淋しい一日の終わりを、やさしく穏やかな心持ちで過ごせます。
     

    そうだよ そうさ 今のそれ その笑顔

    
        そうか  行くんだね

        なにも  言わなくて  
        いいよ  信じてる

        だって  そんな笑顔  
        見たことない
        そうだよ  そうさ  
        今のそれ  その笑顔

        迷った時には  
        思い出せ
        そうだよ  そうさ  
        今のそれ  その笑顔 

        ときおりは  
        見せに来て            



                     

    抑圧に屈しない、自己表現という本能

    被爆ピアノコンサート「未来への伝言」/8月7日(土)文京シビックセンター

    一台のアップライトピアノが、ステージの上に置かれている。
    谷川賢作の指が鍵盤に触れる。
    被爆というイメージを裏切る美しい音色に、客席はかすかに戸惑う。
    やがて私達は、ピアノが語るメッセージを受けとめる。

    私は今、奏でるという本能に身を任せている

    原爆投下を受けた広島の、その爆心地から1.8キロの民家に、一台のピアノがあった。
    周囲は全くの焼け野原と化したあの日にあって、ピアノは奇跡的に、家人に愛され奏でられたその姿のままそこに残った。

    調律師・矢川光則によって蘇った被爆ピアノを囲み、
    杵屋巳太郎、谷川賢作、おおたか静流、飯島晶子、クラーク記念国際高等学校の生徒100名が、奏で、歌い、語り、踊る。

    いかなる抑圧にも屈しない、自己表現という本能を解き放つ彼らのパフォーマンスは、やがて力強い人間賛歌として結ばれていく。

    一台のアップライトピアノは、被爆という過去を捨て去り、永遠の生命を得たかのように見えた。

    「さよなら」を言えない?…Toy story 3


    「さよなら」なんて言えないよ。別れても、決して切れない絆があるから……。
    © Disney / Pixar.

    Toy story が公開されたころ、息子は2歳ほどだったろうか。
    二人で映画館へ行って観た最初の映画だと思う。
    隣に座らせておいた息子がいないことに気づいて、あわてて暗い館内を見回すと、スクリーンの下で何かが光って揺れている。
    なんと、オムツをした丸いおしりが、ステージによじ登ろうとしているではないか!
    息子はオモチャたちの所へ行って一緒に遊びたかったのだ。

    Toy story 3 は素晴らしい映画だ。
    上記のキャプションの「『さよなら』なんて言えないよ…」は、映画のキャッチコピーらしいセンチメンタルなニュアンスを持たせた表現になっている。
    これを、「『さよなら』を言うよ。別れても、決して切れない絆があるから……」としてみると、映画のテーマに対する感慨がより深くなると思うのだが、どうだろう。

    息子が遊んだオモチャの多くは捨てることが出来ず・・・さよならが言えずに、納戸の奥の大きな収納箱の中にある。
    いつか二人でタイムカプセルのようにそれを開けば、人生のゴールデンタイムに戻れるだろう。

    やっかいな糸

    私の心を操る糸は 全て私自身が握りたい
    そう思って生きて来たのだけれど
    どうしても やはり どうしても
    この「絆」という糸だけは
    私が私らしいと思う動きを
    私にさせてはくれない
    思えばその糸は 確かにその糸は
    私から望んで 紡いだものなのだけれど

    MOTTAINAI is the painful longing for the things that have been lost.


    エコライフ・フェア2010で見つけたドギーバッグです。「もったいない」の英訳と涙を流すマスコットが気に入りました。
    このドギーバッグを買うと、お菓子とキャンディを詰められるだけ詰めてお持ち帰りができるという企画でした。一番大きいバッグを買って、もったいない、もったいない、と言いながらキャンディをいっぱい詰めました。
    「払った代金分は取り返してやる、いやそれ以上に!」の「もったいない」でしょうか。バッグが壊れそうなくらいにふくらんで、マスコットの涙が違う意味に見えてきました。
    今は、甘いものは控えなければと思い、周囲に「もったいないから食べてください」と言ってお配りしています。そして、おいしそうなキャンディがひとつ、またひとつ無くなっていくのを見ながらつぶやいています。
    MOTTAINAI is the painful longing for the things that have been lost.

    UTYきずなさん in エコライフ・フェア

    2010年6月6日(日)11時45分、代々木公園メインステージに、りく&ゆうかが歌ったCD「むすんで つないで きずなエコ」が流れる。
    音楽に合わせて下手から岩崎、りく&ゆうか、平松が登場する。

    平松:みなさんこんにちは、山梨県からやって来ました。「UTYきずなさん」です。はじめまして~! (4人が手をふりながら大きな声で)こんにちは~!私は、UTYテレビ山梨のアナウンサー、平松千花です。よろしくお願いします。私たち「UTYきずなさん」は、テレビ山梨で放送しています、ふたつのエコ・ソングを歌わせていただきます。実は、このふたつのエコ・ソングは、同じひとつのメロディーから生まれた、兄弟ソングなんです。まずは弟の方のエコ・ソングを紹介します。「クルクルクルリン・リサイクル」、という曲です。くらしの中のエコについて、子ども達に耳から覚えてもらおうという思いで作られました。

    それでは皆さん、拍手でお迎え下さい!りく君とゆうかちゃんです。
    (二人に)どうですか、大丈夫かな?
    りく:きんちょうしてます。
    ゆうか:だいじょうぶです。
    平松:二人はこんなにおおぜいの人の前で歌うのは、今日が初めてなんですよ。会場の皆さん!手拍子で、二人を応援して下さいね!歌は、「クルクルクルリン・リサイクル」です。
    (りく&ゆうか、カラオケに合わせて歌う)

    平松:ありがとうございました。(二人に)よかったね、がんばりました。
    皆さん、この「クルクルクルリン・リサイクル」は、2年ほど前から放送しているんですが、山梨県では毎日、りく君とゆうかちゃんの声がテレビから流れているんですよ。
    そしてこの歌は、たくさんの保育園、幼稚園、小学校で歌われて、環境を勉強するための教材にも使われているんです。

    平松:続いて、ふたつのエコ・ソングの、お兄さんの方のエコ・ソングです。「むすんで つないで きずなエコ」という曲です。先ほど私たちが登場する時に流れた曲ですね。この「むすんで つないで きずなエコ」は、一番から三番までの歌詞の中に、エコにつながる「三つの『わ』」が歌われています。
    一番は、環境の環(かん)という字の「わ」です。二番ではくらしの中の「(和)わ」、平和の和、「なごみ」という字ですね。三番の「わ」は、みんなが手をつないで出来る、地球を囲む「(輪)わ」です。

    では、ご紹介します、山梨県を拠点に音楽活動をされています、岩崎健一さんです。岩崎さんは、カンボジアから戻られたばかりなんですよ。
    岩崎:チャリティー・コンサートを開催して、その収益金でカンボジアに学校を建てようという活動をやっています。今回も収益金を届けにカンボジアへ行って、昨日もどって来ました。カンボジアの純粋な子ども達の熱い心がまだ胸のあたりに残っていて、今日のステージではその思いを歌にのせて歌います。生き続けて、歌い続けて、出会えたものを大切にしたい、そんな気持ちで、じゃあみんな、やってミルク!イエイ~!
    (ハーモニカとギターの演奏が始まる)
    (平松、りく&ゆうか、岩崎、「むすんで つないで きずなエコ」を歌いだす)



    <風になったUTYきずなさんの歌声>
    一番、二番、三番の最後の「きずなエコ」のところを会場の皆さんとコール&レスポンス。平松アナがマイクをお客様に向けて、客席から「きずなエコ!」。三番を歌い終えても岩崎さんのギターは止まらない。「ランランララララ」と歌いやすいメロディーに「きずなエコ」の5文字をのせて、何度も、何度もくり返し歌って会場を盛り上げる。最初はとまどっていたりく君も、ゆうかちゃんも、平松アナも岩崎さんに続く。
    「ランランララララきずなエコ~ランランララララきずなエコ・・・さあ皆さん、未来に向かって!ランランララララきずなエコ・・・今度は、僕らと皆さんの心がひとつになるために!ランランララララきずなエコ~きずなエコ・・・・・・」

    代々木公園6月6日、遅れてやって来た五月晴れの日曜日。すがすがしい風と溶け合った「UTYきずなさん」の歌声は、いつまでも、いつまでも、いつまでも続いて、そして今、カンボジアの子ども達に届いた。

    エコライフ・フェア、きずなエコを歌う。

     環境省主催のエコライフ・フェア2010で「クルクルクルリン・リサイクル」と、「むすんで つないで きずなエコ」を歌います。6月6日(日)、場所は代々木公園、時間は11時45分~12時00分の15分間です。

    環境省から出演のオファーがあり、ご当地発信のエコ・ソングとして、エコライフ・フェア2010のメインステージで紹介されることになりました。
     岩崎健一さん、りく君とゆうかちゃん、そしてUTY平松千花アナウンサーの4名が、「UTYきずなさん」というエントリーネームでステージにあがります。
    さて、どんなステージになるのでしょうか?「UTYきずなさん in エコライフ・フェア2010」は、6月15日(火)、23日(水)放送の「きずなさん」と、6月23日(水)放送の「ウッティ発!」でご報告します。


    もったいないとありがとう 同じ意味?

    昨日、UTYのホームページに視聴者の方からご質問をいただきました。
     質問:きずなエコで歌っている「もったいない と ありがとう おんなじ意味かもしれないね」って言う歌詞なのですが、どんなふうに同じ意味なのか教えて下さい。

    このご質問に、こんなお返事をさせていただきました。

      この度は「きずなエコ」に関するお問い合わせ、ありがとうございます。「もったいない」と「ありがとう」、この二つの言葉は同じ「情操」が源になっているのではないかと思います。


     限りあるもの、消えていくもの、はかないもの・・・このようなイメージをめぐらせていきますと、「もったいない」と「ありがとう」が重なり合って、ひとつになったような感情が込み上げてきます。
    この感情を言葉にするならば、「感謝といつくしみの心」ということになるのでしょうか。

     私たちをとりまく全てのものは、限りあるもの、消えていくもの、はかないもの・・・ではないでしょうか。それらは「もったいなくてありがたいもの」、「ありがたくてもったいないもの」だと思います。

     身近にあるものに感謝していつくしむ心を持って欲しい、「人・もの・命」を大切にする心を育んで欲しい。このような願いを子ども達に伝えるために、「もったいない と ありがとう おんなじ意味かもしれないね」という、テーマの投げかけをさせていただきました。

    きずなさんがきずなさんを紹介してきずなさんの輪をひろげる番組です。

     ブログの更新が長く空いてしまいました。前回の投稿から2週間ほどのブランクです。この間に、「きずなエコ」は現実の形となっていろいろな動きを見せ始めました。
    キャンペーンと連動した新番組の収録がありました。そして、園児にエコ・ソングを合唱してもらう保育園めぐりが始まりました。また、なんと!環境省主催のエコライフ・フェアへの出演オファーがありました、などなど。

     新番組「きずなさん」の第一回の収録が無事に終了しました。先週の木曜日、22日の事です。「きずな家」の三兄弟を演じる三人のアナウンサーがとても初々しくて素敵でした。当初はちょっとぎこちなかった台詞のやりとりも、収録が進むにつれてかたさが取れ、三人のアナウンサーの新しい可能性を感じた収録となりました。
     ともひろ・ゆうすけ・ちか、きずな家の仲良し三兄弟が、エコに取り組む「きずなさん」を紹介していきます。5月5日スタートの新番組「きずなさん」は、毎週水曜日18時56分~19時00分の放送です。

    根岸祐輔  平松千花  黒澤知弘

    「きずなエコ」でお世話になるスタッフの皆さんには、なぜかとても「きずな」を意識してしまいます。それは「一期一会」に似たような感覚です。
     

    こころやさし 科学の子

     今日午後4時から、谷川俊太郎さんと谷川賢作さん父子による詩の朗読とライブ演奏が、清春芸術村野外ステージで催されました。
    薄暮に浮かび上がる桜の中での20篇ほどの詩の朗読に、ピアノとハーモニカの演奏が織り込まれて、夢心地なひと時を過ごさせていただきました。
    1952年に処女詩集を刊行されて以来、常に第一線でご活躍されてきた谷川俊太郎さん。
    翻訳された「マザー・グースのうた」を読んで、「日本語の韻律で書く声にする詩」を学んだ私にとっては、同じ場所にいると思うだけで舞い上がってしまう神様のような人です。ご自身が作詞された「鉄腕アトム」の主題歌を、静かに語るように歌われました。
    その一節「こころやさし ラララ 科学の子」は、究極のエコメッセージかもしれない、などと思いながら空を見上げると、真っすぐに描かれた飛行機雲が・・・アトム?!

    清春芸術村野外ステージ /山梨県北杜市長坂町

    <詩の朗読・ライブ演奏>
    朗読:谷川俊太郎   ピアノ演奏:谷川賢作  ハーモニカ演奏:続木力

    きずなエコ・・・キッズなエコ

     ある保育園の園長先生に、園児さん達が「むすんで つないで きずなエコ」を合唱している様子を収録して放送したいのですが、とお願いの電話をしました。お返事は月曜日にいただけるとのことでした。
    とても声のきれいな先生でした。

     4月14日(水)から、「きずなエコ豊岡小学校篇」の放送が始まります。今日、その映像を見せていただきました。校舎を背景に大きな声で合唱する子ども達の姿には、「閉校」というセンチメンタルなイメージはありません。そこには、全校生30名ほどの小さな学校の、懐かしい幼なじみのような子ども達の姿がありました。

     UTYの画面からはいつも、子ども達の元気な姿と笑顔が溢れだしてくる。
    そんなキャンペーンになると素敵です・・・キッズなエコ。

    勝沼 一文字短梢とX字棚仕立て

     スローフード甲州の方々と、勝沼のぶどう畑でお花見をしました。私は山梨県人なのに山梨の事をあまり知りません。もちろん、山梨以外の事も知らないのですが。

     平成5年に駅名が改名された「勝沼ぶどう郷駅」と駅前の1000本桜、ワインカーヴに使用されている古いトンネルの遊歩道、甲州葡萄の発祥の地と伝えられる鳥居平(とりいびら)という丘陵・・・初めて訪れる場所で、車窓からは吸えない空気を味わってきました。


     一文字短梢(たんしょう)というぶどう棚の仕立て方があるのだそうです。
    管理の容易さ、収穫作業の効率向上、日照や風通し等の点で旧来のX(エックス)字棚仕立てより優れているとのことです。
    上の写真が一文字短梢仕立て、下が一般的なX字棚仕立て

      スローフード甲州の方々が持ち寄られたおいしい料理とワインを、日本酒一本の持参だけで遠慮なく堪能し、いろいろな事を教えてもらえた楽しい一日でした。皆さん、ありがとう&ごちそうさま!

    強いきずなと知性 反戦と平和への願い

     昨年の8月に放送されたUTYウッティ発!「わだつみのこえよ永遠に」は、あるご家族とボランティアの方々が、10万冊にも上る書籍を整理して、平和記念文庫として開館するまでを追ったドキュメンタリー番組です。
     甲州市の中村克郎さんは、「きけわだつみのこえ」を編集された方です。「きけわだつみのこえ」とは、第二次世界大戦末期に戦没した日本の学徒兵の遺書を集めた遺稿集です。克郎さんは戦死されたお兄様の「岩波新書を買っておいてくれ」という遺志を継いで、戦中、戦後に出版された岩波新書をはじめ文学、美術などあらゆるジャンルの本を買い続けて来ました。

     きずなに動かされた人、きずなを形にする人、きずなを確かめようとする人、きずなを見守る人、手前勝手な表現を許していただければ、「わだつみのこえよ永遠に」は、まさに「きずなさん」達を描いた番組です。

    「わだつみのこえよ永遠に」は、TBS系列全国28社の放送局にとって最高の栄誉である、第34回JNNネットワーク大賞を受賞しました。そして、この番組のディレクターである岩崎亮さんは、UTY環境キャンペーンプロジェクトのメンバーであり、新しく始まるエコ啓発番組「きずなさん」の原案者です。


     反戦と平和を実現するのは強いきずなと知性である。
    膨大な蔵書には中村さんご兄弟の思いが託されています。



    エコに取組む人はみ~んな きずなさん

     31日、UTY環境キャンペーンきずなエコのプロジェクト会議がありました。議題は、5月から放送を開始するエコ啓発番組「きずなさん」についてです。UTYのアナウンサーが演ずる「きずな家」を舞台に、さまざまなエコ関連情報を発信していきます。5分の放送枠という短い時間ですが、とてもメモリアルな番組になりそうな予感です。

    この番組では、「きずな家」のみなさんを「きずなさん」と呼ぶのはもちろんなのですが、エコに取組んでいる大人も子どもも市町村も企業もみ~んな「きずなさん」と呼んで、その活動を紹介していきます。

    水曜日18時56分 きずなさん 5月5日スタート!


    今朝の甲府市 晴れた日に永遠が見える 



    On a clear day rise and look around you
    And you'll see who you are
    On that clear day you can see
    Forever  and ever and ever
    And ever
           -Burton Lane-Alan Jay Lemer-
    晴れた日に辺りを見回せば 自分が見えてくる
    晴れた日には 永遠が見える

    春の佳き日の確信




    結婚式に招かれました。2週間ほど前になります。
    友人達の司会で進められていく人前結婚式でした。

    新郎と新婦がつむいで来た絆を、
    二人を支えてくれた人々と静かに確かめ合う、
    そんな結婚式でした。

     
     
    愛を疑わずに甘え、
    裏切られることなく育った二人。

     「きずな」という情操は、
    育まれて備わるものだと確信した、
    春の佳き日です。

    子どもの歌声が社会を変える

     3月20日土曜日、身延町立豊岡小学校の閉校記念式典が行われました。式典は生徒さん達が歌う16曲の歌で構成されていました。学年ごとに代わる代わるステージに立って、豊岡小学校の思い出を大きな声で語り、歌っていきます。やがて全学年の生徒さん達がステージに立つと、豊岡小学校の卒業生、岩崎健一さんが最後列の左端に加わりました。岩崎さんがこの式典のために作詞・作曲した「希望の風」の合唱が始まりました。・・・涙、涙、涙、式典会場となった体育館を埋め尽くした全ての人が泣いていました。


    ♪ 父さんも通ってた 豊岡小学校 僕たちはふるさとの 風になった ♪


     昨日、豊岡小学校の生徒さん達と岩崎健一さんの合唱による「むすんで つないで きずなエコ」の収録を行いました。放送は4月中旬からの予定です。未来に届くような素晴らしい歌声です。ご期待ください。

    校歌に託された願い ②

     身延町立豊岡小学校は国道52号線沿いにあります。甲府市の中心部から90分ほど車を走らせ、小学校に隣接する「ゆばの里」の駐車場に車を停めました。国道からの小さな坂を上るとすぐに、二階建ての校舎が見えてきました。ロケハンで訪れたその日、3月13日は土曜日のため、先生や生徒さん達の姿はありません。

    校庭の向こう側には、すでに閉校という運命を受け入れて、
    静かに長い歴史の思い出に浸っているかのような校舎がありました。


     そして、校門を入ってすぐの右手に、校歌を刻んだ石碑があります。

    3月20日、閉校式を迎える豊岡小学校の校歌には、
    三つの願いが託されていました。

    育つよろこび歌おうよ   

    伸びる生命をほころうよ    明日の栄を誓おうよ



    豊岡小学校のみなさん、いつまでも、忘れないでくださいね。


     

    校歌に託された願い ①

     山梨県南巨摩郡にある身延町立豊岡小学校は、この3月をもって閉校となり、135年の歴史に幕を閉じます。豊岡小学校の卒業生である岩崎健一さんから、全校生35名と「むすんで つないで きずなエコ」を合唱したいとの申し出をいただきました。
    お断りする理由など何一つありません。さっそく収録と編集のスケジュールを検討して、4月中旬からの「豊岡小学校合唱篇」の放送が決まりました。校舎を背景に元気よく歌う子ども達、校庭、教室、通学路の風景、最後の終業式、いろいろな映像が想いあふれて来ます(・・・つづく)。


     

    岩崎健一さんとのきずなエコ ③

     岩崎健一さんと番組制作スタッフがカンボジアの取材から戻った頃、ニュース番組は「COP15」の映像で溢れていました。ニュース・コメントは一様に「温室効果ガスによる気候への影響を最小限にとどめ、地球規模の気候変動対策が必要」と結んでいました。しかし、確かな合意を得ることは出来ず、結果として紛糾と対立のイメージだけが残りました。
     岩崎さんとカンボジアの子ども達をイメージして、また、「COP15」の無力感を払拭しようとして書いたのが「むすんで つないで きずなエコ」の3番の詞です。そして、その詞の背景に流れるアニメーションは、不遜ながらジョン・レノンの「イマジン」を目指しました。

     3月7日(日)午前11時と午後3時の2回、山梨県立博物館で岩崎さんのギャラリー・コンサートが開催されます。当日配布されるチラシの彼のプロフィールは、このように書き始められています。

    『岩崎健一(44)  ビートルズ、ジョン・レノンに憧れてギターを持ち歌い始める。20歳の頃、高校の同級生と「THE KENE」を結成。1stアルバム「ジョン・レノンと父親と僕の歌とビートルズ」をリリース・・・』

    むすんで つないで きずなエコ 3番

    むすんで つないで わになって
    みんなの 地球を かこもうか
    世界の 子どもを むすぶのは
    ひとつの 空気と 太陽だ
    つないだ こころは
    きずなエコ 


    You may say I'm a dreamer But I'm not the only one
    I hope someday you'll join us And the world will live as one
    Imagine/John Lennon
       

    岩崎健一さんとのきずなエコ ②

     岩崎健一さんと7年ぶりに再会したのは昨年の9月5日です。UTYで放送されていた岩崎さんの音楽番組が終了し、私も職場異動があり、彼とのお付き合いは長く途絶えていました。再会の場所は、詩のボクシング山梨大会予選会の会場、都留市うぐいすホール。互いに詩のボクシング予選会の挑戦者という奇遇、ちょっと照れくさいめぐり合わせを二人で喜びました。
     次に岩崎さんと会ったのは10月24日、詩のボクシングの山梨本大会でした。この日は、岩崎さんとUTYのスタッフが、カンボジアへの取材に向かう丁度1ヶ月前。番組についての質問をした私に、彼は「どんな展開になるのか不安ですけれど、とにかく全力でやるしかありません」と語りました。私は「きずな」と「エコロジー」をテーマにキャンペーンを考えている、と岩崎さんに告げました。 

     別々の回転木馬に乗って走り出した者同士が、何周目かで気付くとすぐそばにいる。岩崎健一さんとの再会は、「むすんで つないで きずなエコ」の強いモチベーションになりました。

     岩崎さんは詩のボクシング山梨本大会で優勝し、全国大会ではベスト4という栄誉に輝きました。私はというと、山梨本大会の第1回戦で5名の審査員全員の「×」で敗退。会場のお客様の推薦を受けて臨んだ敗者復活戦で、またしても5名の審査員全員の「×」で姿を消す結果となりました(・・・つづく)。


    岩崎健一 
    「アンコールワットの朝日に歌う~カンボジアの風を感じて~」より

    岩崎健一さんとのきずなエコ ①

     岩崎健一さんは、山梨県身延町出身の「歌うたい」です。山梨と東京を中心にライブ活動を行っています。彼を「歌うたい」と紹介したのは、彼のブログのプロフィールにそう書かれていたからですが、ちょっと懐かしい表現では「シンガー&ソングライター」ということになるのでしょう。でも、おそらく彼はこの紹介のされ方が嫌いなのだと思います。
     本年の1月30日から、岩崎さんと子ども達が歌う「むすんで つないで きずなエコ」がUTYで放送されています。90秒の映像は、ギターを弾きながら歌う岩崎さん、からだをゆらして元気よく歌う日本の子ども達、カンボジアの美しい風景とアンコールワット、そして様々な階層のカンボジアの子ども達で構成されています。
     チャリティー・コンサートを開催して、その収益金でカンボジアに学校を建てようという活動があります。毎年、河口湖ステラシアターで開催されている「Heritage Music Live」です。岩崎さんは、この活動の中心メンバーのお一人です。カンボジアの映像は、岩崎さんとカンボジアの人々との交流を描いたUTYの番組、「アンコールワットの朝日に歌う~カンボジアの風を感じて~」の取材映像を編集したものです(・・・つづく)。




     

    きずなママ きずなパパ 

     ふたつのエコソ・ングのイメージに合わせて、ひとつのメロディーの編曲と音源制作をしていただいたのは、UTY制作技術部の斉藤敏弘さんです。先日、彼から素敵なメールが届きました。

     「むすんで つないで きずなエコ」の放送を子ども達と自宅で見ました。メロディーを覚えていたので入りやすかったのでしょうね、4歳の息子と2歳の娘は「きずなエコ」のところを「きずなママ」、「きずなパパ」と、すでに替え歌にして歌っています。

    このメールを読んで、思わず歓喜の声を上げてしまいました。すぐに斉藤さんに「このアイデアをいただきます」の返信。そして、こんな替え歌を書いてみました。

    買い物 お料理 おかたづけ
    身近なエコからはじめます
    みんなも きょうりょく おねがいね
    のこさず よごさず 食べましょう
    おいしい笑顔と
    きずなママ

    自転車 電車とバス通勤
    歩いてみようか 会社まで
    いまある暮らしをみなおして
    へらして いくんだ シーオーツー
    子どもの未来と
    きずなパパ



     

    むすんで つないで きずなエコ 

     “UTY環境キャンペーンきずなエコ” のキャンペーン・ソング「むずんで つないで きずなエコ」です。「クルクルクルリン・リサイクル」と同じメロディーですから、子ども達にはすぐに覚えてもらえるのではないかと思います。

     詞の内容が子ども達には少し難しいかもしれませんが、この歌が心にまかれた種となり、いつの日か芽ばえることを望んでいます。

    むすんで つないで きずなエコ
      作詞 渡辺雅夫/作曲 伊藤薫


    大地と海に つつまれて 
    いのちは 「ヒト」 に なったのさ
    みんなと 地球を むすんでる 
    つないだ きずなは エコロジー
    むすんで つないで 
    きずなエコ



    もったいない の アドバイス
    ありがとう って かえします
    もったいない と ありがとう 
    おんなじ 意味かも しれないね
    えがおが うまれる 
    きずなエコ



    むすんで つないで わになって
    みんなの 地球を かこもうか
    世界の 子どもを むすぶのは
    ひとつの 空気と 太陽だ
    つないだ こころは  
    きずなエコ



    北杜市からの手紙 むすんで つないで

     山梨県北杜市にある清里聖ヨハネ保育園の佐藤先生から、お手紙が添えられた動画ディスクをいただいのは2009年8月のことです。ていねいな感謝の言葉で始まるお手紙の内容は以下のようなものでした。
     「いただいたエコ・ソングのDVDと楽譜を、北杜市全17保育園に渡しました。リサイクル教育の研究を進める大きな手助けになってくれると思います。お送りしました動画資料で、子ども達が喜んで歌っている様子を見て頂けたらと思います。9月から各園でDVDや歌を取り入れた研究が進められていくと思います・・・」。動画には元気いっぱいに「クルクルクルリン・リサイクル」を歌う子どもたちの姿が記録されていました。そして、リサイクルについて理解してもらおうと、全身全霊で子ども達に向う先生の姿も拝見することができました。
     子ども達に環境問題を説明し理解してもらうために、良い手掛かりとなるような言葉、キーワードはないだろうか。それは、人と地球環境との正しい関係を示唆する言葉で、私たちが日常的に耳にする言葉。清里聖ヨハネ保育園の子ども達と先生の姿を見てそう考えるようになりました。
     生命は35億年以上も地球環境にいだかれて「ヒト」に辿り着きました。人と地球環境とは断つことの出来ない永久不変の関係にあると言えます。断つことのできないつながり、これを私たち日本人は「きずな」という言葉で表してきました。「きずな」、それは人と人、人をとりまく万物との関係の中で、私たちの心に起こる大切な情操です。

    世界語となった「もったいない」という言葉と同様に
    「きずな」は環境問題を理解し合うための
    環境問題を通して人と社会が結ばれるためのキーワードではないでしょうか。


     このコメントを書いてみて、気付きました。清里聖ヨハネ保育園の子ども達と先生の姿こそが、「きずなエコ」の原イメージだったこと。

    エコソング「クルクルクルリン・リサイクル」

     テレビ山梨では、2008年8月からエコ啓発活動の一環として「クルクルクルリン・リサイクル」というエコ・ソングを放送しています。女の子と男の子、二人の小学生が元気いっぱいに歌うこの歌は、今やたくさんの保育園、幼稚園、小学校などで歌われ、環境教育の教材としても使用されています。

    クルクルクルリン・リサイクル
            作詞 渡辺雅夫/作曲 伊藤薫

    おんだんかって しってるかい       
    シーオーツーって なんだろう
    ちきゅうがおねつだ さあたいへん
    しろくまさんたち ないている
    みんなのちきゅうを
    まもるんだ

    プラスティック ペットボトル ダンボール 
    あきビン アルミかん スチールかん
    ちきゅうのたからだ しげんゴミ
    ゴミだしルールを おぼえよう
    クルクルクルリン
    リサイクル

    リデュース リユース リサイクル      
    へらそう つかおう なんどでも   
    でんきは こまめにけしましょう
    かいものするとき マイバッグ
    すてきなことばだ
    もったいない


    http://www.youtube.com/user/captain2004carp#p/a/u/0/VW3UL_J0zSI

     2008年の11月のある日、NPO法人・南アルプス共和国さんからこのエコ・ソングを活動の際の教材に使わせてほしいとの申し出がありました。もちろん、喜んでCDをお渡ししました。
    その後、「現在はいろいろなエコ関連のイベントでもエコ・ソングを使わせていただいております。また、ブログにも記事を掲載させていただきましたのでご了解ください」とのご連絡がありました。その記事が、非常にうれしい内容でしたので以下にご紹介をさせていただきます。

    リサイクルの歌、静かなブーム (from-南アルプス共和国)

     ある小学校から福祉の学習時間に、環境と福祉の話をさせて頂く機会をいただきました。30分位の時間でしたが、地球環境の課題や命の大切さ等について話をしましたが、話だけでは退屈しますので「みんなでリサイクルの歌を歌いましょう」と持参したCDを演奏しました。
    それは、テレビ山梨制作の「クルクルクルリン・リサイクル」作詞:渡辺雅夫 作曲:伊藤薫でした。「知っている人は手を挙げて」の呼びかけに、1年生から6年生まで殆どが手を挙げました。驚いて「どうして知っているの」との問いかけに「テレビのコマーシャル」との大きな返事が帰ってきました。
    全校児童がCDの演奏に合わせて、二度繰り返し歌いましたが、驚いたのは私ばかりではありませんでした。児童がこんなに敏感に時の流れを感じとっているのか、また、メディアの影響の大きさを改めて先生方も感じられたようです。
    http://kyouwakoku.exblog.jp/9784566/


     エコ・ソング「クルクルクルリン・リサイクル」の放送を始めてから、たくさんのうれしいお言葉とご助言をいただきました。「ひとつのメロディーで歌うふたつのエコ・ソング」として、パートⅡとなる「むすんで つないで きずなエコ」の放送が、2月22日(月)から始まります。ご感想をいただけましたら幸いです。

    きずなエコ

    きずな と エコロジー 同じ意味!?


      命は数十億年もの間地球環境にいだかれて、「ヒト」になったのですね。
    地球環境と人とは、お母さんと赤ちゃんのように、断つことのできない関係にあるのでしょう。

    断つことのできないつながりを言い表す言葉に「きずな」があります。
    人と人、人をとりまく多くの物との間に生まれる大切な感情です。

    エコロジーは、生物と環境との断つことのできない関係を取り扱う学問です。
    また、そのような考えを反映した思想や活動を指す言葉です。


    断つことのできない関係・・・

    そこで、この二つの言葉をむすんで、つないで、「きずなエコ」という言葉を造ってしまいました。


     いっしょにエコしてきずなを感じたら、人と地球にやさしくなれる。

    そんなメッセージも「きずなエコ」に託しました。


    むすんで つないで きずなエコ